30代にオットの両親二人を壮絶な治療の末にガンで亡くし、そしてワタシ自身も婦人科系疾患で二度の手術を経験。
美味しいモノも美味しいお酒も大好きだからこそ、「健康」にはかなり気をつけて暮らしていました。
そんな中、自分が「有害重金属」に汚染されている事実が発覚!
本気のデトックス・ライフが始まったのです・・・
アマルガム銀歯って何?
2015年7月。
美容・健康意識の高い女子の集まりにて、同じ歳の友人が「アマルガム銀歯をとったら、首の痛みが消えた!」という話を聞きました。
アマルガムってガムの一種???なんておバカな質問をしそうなほど、「アマルガム」という言葉さえ知りませんでした。
アマルガムとは、無機水銀を使った合成金属。
このアマルガムが、口の中で少しずつ腐食して水銀が溶け出し、体内に蓄積されていくと言われています。
水銀といえば、水俣病!
水俣病は有機水銀ですが、アマルガムの無機水銀といえど、水銀(重金属)は水銀。
胃腸障害、疲れ、めまい、偏頭痛、しびれ、皮膚炎、不眠症…
まだまだたくさんの症例があげられていて、こういった病気が、アマルガムによって引き起こされている可能性が高いと言われているのです。
アマルガムの銀歯は、1985年くらいまで治療によく使われたそうです。
そんなお話を友人から聞いたとき、はっとしました。
当時、ワタシは小学生。
その頃に虫歯の治療に足繁く歯医者さんに通ったことを思い出したのです。
ワタシは、もう20年以上、左肩がひどい肩凝りです。
肩凝りから、偏頭痛まで引き起こすことも多々あるほど。
そして、当時その話をきいた1週間程度、左手がしびれた状態がずっと続き、辛い状態だったのです。
もしかしたら、アマルガムが関係するかも???
アマルガム銀歯を除去する
そこでアマルガム銀歯を扱う歯医者さんを紹介してもらい、早速伺いました。
調べてもらうと、
な、なんと3本も見つかったのです!
そのうち2本は左側にありました。
「カラダの左側に病気がよくでない?」
先生に、そう聞かれたときはびっくりしましたね。
左肩の肩凝りが酷いんですよ、本当に。
さらに先生曰く、特に下の歯は、婦人科系の病気にも影響与えるとか…
はい、ワタシは長年婦人科の病気も患っています・・・
すぐに除去することを決意しました。
このアマルガム銀歯。
じつは、見た目はなんの変哲も無い、ふつーの銀歯。
いつもの通り、銀歯をとればいいと思うでしょ?
このアマルガムは、削る際に有毒な水銀ガスが発生するのです。
そうすると、歯科医の先生もその有毒ガスをすべて吸い込んでしまうことに。
なので、アマルガムを除去するときは、歯科医の先生は防御服着て作業するんです。
そして、患者も、有毒ガスを吸い込まないように、削っているときは息しちゃいけないの。
息つぎしながらの除去作業でした。
ワタシが通った歯科医院では、体内蓄積の水銀の解毒のためにビタミン点滴を受けながら、除去してくれましたね。
作業時間は、除去&点滴&仮歯の詰め物でトータルで約1時間半くらい。
料金は約15000円+詰め物代(仮歯)3000円で、1本あたり約2万円でした。(2015年8月現在)
アマルガム銀歯、除去後の効果は?
せっかちな性格でして。(笑)
1日に3本全部除去してほしい!って先生に訴えました。
ですが・・・体に負担がかかるからと即却下。(^^;
結局、ほぼ毎週1本ペースで、約1ヶ月かけて3本除去しました。
気になるのは、除去したことよる効果。
先生曰く、効果のでかたは、非常に個人差があるとこのこと。
1本除去したら、すぐに効果が出る人もいるそうです。
けれども、ワタシの場合は、1本除去したくらいでは左腕のしびれはとれず・・・。
3本除去したころには、自然にしびれは失くなっていました。
緩やかに効果がでたのかしら?
有害重金属の体内蓄積度を調べる検査いろいろ
治療を通じて気になったことは、有害重金属の体内蓄積度。
何十年もアマルガムが体内にあったわけです。
相当、水銀が溜まっているんじゃないかって思いました。
じゃあ、一体、どれくらい体内にあるのか?
会社員時代10年以上リサーチ業務についていたせいか、どうしても「数字」が気になるわけです。
この有害重金属を調べる検査、色々あるんですよね。
結局ね、最終的にほぼ全種類、検査を受けたんですけど(笑)。
デメリットもいれて、まとめてみました。
個人的な意見も含まれているので、ご参考までに♪
毛髪検査では、根本に近い方部分の髪の毛を切り取り、それを検体として検査機関に送ります。毛髪の検査結果からは、身体に蓄積している水銀の蓄積量は特定できません。あくまでも、「排泄能力」を見極める検査の一つ。
デメリット:毛髪が1cm伸びるのに1ヶ月程度かかるため、検査結果は現時点の状態を表さないこと。だいたい1〜3ヶ月前の体内の状態がわかります。
キレート剤点滴をして負荷をかけ、6時間尿を溜め、その一部の検体を検査機関に送ります。これにより、尿中金属の排泄能力および、尿内に排泄される有害ミネラルの量を測定する検査。検査機関の一つで、米国のDoctor’S Data社の基準値は厳しいことで有名。
デメリット:キレート剤で負荷をかけるのですが、腸内環境によって排出能力に大きな差がでてくること。排出能力によって、体内蓄積度を予測しますが、腸内環境が悪い場合は排出できません。そうすると実際にどれだけ蓄積しているか、わからないことに。
手のひらを吸光光度法によりスキャンする事で、組織や血管壁に沈着している有害重金属14元素と必須ミネラル+参考ミネラル20元素を生体を傷つけずに、迅速に測定するシステム。
キレート剤などで負荷をかけずに、まっさらな身体の状態で測定する事ができる最新鋭の検査機器。
デメリット:「オリゴスキャン」の開発元であるルクセンブルクのデータベースに送信。膨大なデータベースに照合するというカタチで結果がでてきます。なので一部のドクターは「占い」のようなものという認識でした。あくまでも参考値として考えるほうが良いみたいです。
解毒効果あるキレーション点滴
3本目のアマルガム銀歯を除去した日、尿検査による重金属検査を受けました。
「尿検査」を選んだ理由は、どうせならば一番基準値が厳しい検査の「標準」になりたいと思ったから。
検査結果は3〜4週間後に送られてくるとか。
とにかく、せっかちな性格なので(笑)
解毒治療をするかしないか、そのための結果を3〜4週間も待てない〜
きっと良くない結果だろうと予測。
先生に相談すると、サプリ治療あるいは点滴の2つが効果的と聞きました。
すぐに結果を出したい!と伝えると、点滴をすすめられたので、「キレーション点滴」を受けることにしました。
キレーション点滴(=デトックス点滴)とは合成アミノ酸の一種であるキレート剤(EDTA)を点滴し、体内の有害金属を排出する療法。
2時間近く、椅子に座って、点滴を受けるだけ。
ワタシが通っていた医院では全6回(うち1回ビタミン点滴は無料)、1回あたり約30000円(2015年9月現在)でした。
これも1週間に1回のペースで受けました。
すると、最初の3回くらいまでは、翌日カラダがだるくってだるくって・・・。ときに、午前中は寝たきりになったことも。
先生に相談したら、
ビタミン・ミネラル不足
を指摘されました。
キレート剤は有害なミネラルのみならず、必須ミネラルも同時に排出してしまう傾向にあるそう。なので、総合ミネラルのサプリを服用しはじめました。
そうしたら、なんと一気に点滴翌日のカラダは楽になりましたわ!
じつは、ここではじめて「サプリメントの威力」というものを実感したのでしたー。
重金属検査、1回目の結果に愕然・・・
何十年も、口の中にいれて水銀と過ごしていたわけです。
水銀は、その分子構造が必須ミネラルと似ているため、必須ミネラルに置き換わるとのこと。
さらに置き換わった水銀は、ほかの有害重金属を引き寄せると聞きました。
これはきっとよくない結果になるだろう・・・
そう予測はしていたんです。
案の定・・・
米国から送られてきた重金属検査(尿検査)の結果に、愕然としました。
有害金属の代表格である、カドミウム、鉛、水銀。
それらが、棒グラフから振り切れちゃって見えないくらい数値が高い…
カドミウムは基準値の8倍
鉛は基準値の12倍
そして、水銀は基準値の11倍
重金属汚染されているだろうと思っていたけど…まさか、こんなに酷かったとは。
ただ・・・先生によると、これだけ検査結果で悪い数値がでましたが、「排出できた」という事実はむしろ良いとのこと。
ワタシの排出能力は悪くないみたい…
結果を待てずにはじめていた解毒治療=キレーション点滴。(笑)
結構良いお値段ですから、とにかくその効果を良くしたい!!
色々調べていくと、この点滴効果を一番あげるためには、腸内環境を良くすること。
腸がしっかり動いていないと、有害物質を排出できないということがわかりました。
こうして、デトックス戦略としての腸活がはじまることになったのです。
続く・・・